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七言律詩TopPage

 七言律詩には基本的に二種類の定形が有る。即ち仄字から始まる定形と、平字から始まる定形である。

 そして平字から始まる定形を「正格」と言い、仄字から始まる定形を「偏格」と言う。

 一三五は平仄何れでも良いが、拗救を考慮する必要がある。

 律詩には仄韵の定格はない。

 對仗を構成するには、基本的には、句中對・出句と落句の對・章と章との對が有る。他にそれらの組み合わせによる對がある。

  律詩だからといって、起承転合が無いわけではない。適宜配置しなければならない。

 古典韵に有っては、起句の押韻に限って「通韵」を可としているが、現代の韻文類では、その定義の根拠がない。

七言律詩正格(仄起式)
○○●●●○☆,●●○○●●☆。        首聯 起聯
●●○○○●●,○○●●●○☆。対杖      頷聯
○○●●○○●,●●○○●●☆。対杖      頸聯
●●○○○●●,○○●●●○☆。        結聯 尾聯

五言律詩偏格(平起式)
●●○○●●☆,○○●●●○☆。
○○●●○○●,●●○○●●☆。対杖
●●○○○●●,○○●●●○☆。対杖
○○●●○○●,●●○○●●☆。

注:◎ 平聲仄聲を問わない押韵
注:。 韵點と言います。
注:, 句点と言います。
注:☆ 平聲の韵
注:★ 仄聲の韵
注:● 仄聲
注:○ 平聲
注:△ 基本は平聲だが仄聲でも可
注:▲ 基本は仄聲だが平聲でも可
注: 領字
注:※ 句法に叶えば平聲仄聲を問わない
注:日本では七言排律は定型の範疇に無いようだが、漢民族詩詞壇では、七言排律の作品も見受けられます。

 

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