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三聯五七律TopPage
“六句五七律”或曰“三聯五七律”或曰簡称“五七律”

 漢詩詞の定型は古来永遠不変と謂うものではない。過去から現在に至るまで多くの人々が、いろいろな詩法を提唱し、いろいろな定型を創作発表している。ただ此が民衆の淘汰に耐えられたか?だけの問題である。

 これは貴州省の萬裕屏先生に依って創作された定型で、名曰“六句五七律”或曰三聯五七律、簡称“五七律”と謂う名称が本人によって付けられている。

 新たな提案はそれ程珍しい事ではないが、ただそれが日本人に馴染めるか?理解されるか?の問題がある。此処に掲載した創作定型は、日本人に馴染みやすい要素を多分に含まれていると思われるので、定型の一類として、掲載した。(編者)

1−毎句六句三聯,由二聯五言一聯七言或二聯七言一聯五言句組成。

2−相粘相對,第二聯對仗

3−偶句押平聲韵,首句可入韵可不入韵

4−孤平救、拗句救與傳統律詩相同,拗而不救的変体従寛

5−創新実行一歩位:不用舊聲舊韵,使用新聲新韵

 

其句形和平仄格式共有六種

1−五五七格(平起入韵式):

○○▲●☆,▲●●○☆。
▲●○○●,○○▲●☆。
▲●△○○●●,△○▲●●○☆。

春詠貴陽・花谿区

花谿四季春,勝景邇遐聞。
河水潔如玉,山光燦若金。
郷土風情添画色,八方霞客旅紛繧。

註:河水潔如玉,山光燦若金。の句が對仗と成っている。

2−五七五格(平起入韵式):

○○▲●☆,▲●●○☆。
△○▲●○○●,▲●○○▲●☆。
△○○●●,▲●●○☆。

春詠貴陽・鳥當区

鳥當萬象春,歳歳報嘉聞。
高新科技区増效,無害果蔬民健身。
人勤天地改,血汗変金銀。

註:高新科技区増效,無害果蔬民健身。の句が對仗と成っている。

3−五七七格(平起入韵式):

○○▲●☆,▲●●○☆。
△○▲●○○●,▲●○○▲●☆。
▲●△○○●●,△○▲●●○☆。

春詠貴陽・小河開発区

昔年草奔深,今日変園林。
奇石展館迎嘉客,藝術長墻沐瑞暾。
十載東風化甘潤,新城疊翠靠人勤。

註:奇石展館迎嘉客,藝術長墻沐瑞暾。の句が對仗と成っている。

4−七七五格(平起入韵式):

△○▲●●○☆,▲●○○▲●☆。
▲●△○○●●,△○▲●●○☆。
▲●○○●,○○▲●☆。

災害謡・“鼠”害

倉傲乏管鼠囂張,打洞四隅身隠蔵。
侵産國家遭破壊,窃財百姓受災殃。
投下石和棒,通通消滅光。

註:倉傲乏管鼠囂張,打洞四隅身隠蔵。の二句と侵産國家遭破壊,窃財百姓受災殃。の二句が對仗と成っている。所謂章の對、隔句對で有る。

5−七五七格(仄起入韵式)

▲●△○●●☆,△○▲●●○☆。
▲●○○●,○○▲●☆。
▲●△○○●●,△○▲●●○☆。

災害謡・“鳩”害

紅色燈区嫖客迎,塗脂沫粉満身腥。
陪舞又陪酒,弄風兼弄情。
斎力盡将窩穴搗,勿容丑類夢中生。

註:陪舞又陪酒,弄風兼弄情。の句が對仗と成っている。

6−七五五格(平起不入韵式)

△○▲●○○●,▲●○○▲●☆。
△○○●●,▲●●○☆。
▲●○○●,○○▲●☆。

災害謡・SARS害

沙斯妖薜掀獨浪,席巻九州驚五洋。
防毒群閉戸,染疫衆遭殃。
斎打圍殲戦,瘟神一命亡。

註:防毒群閉戸,染疫衆遭殃。の句が對仗と成っている。

 五七律詩体は以下の特徴がある。

1−伝統詩歌の特色を所持し伝統の基礎の上に創新された。平仄、粘對、對仗、押韻は伝統律詩を継承している。

2−七字句組詩、平仄は同じで、抑揚頓挫、節奏明快、音楽感に富んでいる。

註:句の数は六句で有るが、これに起承転合が配されている。對仗を為す句は、二句で一つと数え、五句で起承転合を配すと考えて、概ね相違ない。

注:◎ 平聲仄聲を問わない押韵
注:☆ 平聲の韵
注:★ 仄聲の韵
注:● 仄聲
注:○ 平聲
注:△ 基本は平聲だが仄聲でも可
注:▲ 基本は仄聲だが平聲でも可
注:※ 句法に叶えば平聲仄聲を問わない

 

 

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