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竹葉於人既無分,菊花従此不須開。

竹葉や菊花と謂っているので、竹や菊の事かと思えるが、実は「竹葉」も「菊花」も共に銘酒の名です。則ち文字を借りて、巧く語呂合わせをしているのです。

 作例を示せば

●●○○○●●,
繊指求肥還想母,

○○●●●○○。
江亭落雁緬思郷。

注:落雁・求肥は共に菓子名(和菓子)

解説:この句法は、「求肥」「落雁」の語彙を、名詞としての解釈の他に、文字通りに解釈する方法との、二通りの解釈が出来る。どちらにも解釈できて、この句法を知っている者には、その面白味を提供できる醍醐味がある。此こそが借字対の成立意義である。

注:この句法は對仗に限らない句として用いることも可能である。

注:双関の項を参照して下さい。

 

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