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句の区切り方TopPage

 詩詞句の区切りを表す記号には、概ね「 、 , ; 。!?」の六種類がある。

1−「、」は句の中で更に強調して分割して区切る場合に用いる。「逗點」或いは「豆點」と言う。

2−「,」句の終わりに用いる。多くは出句の末に用いる。「句點」と言う。

3−「;」落句の終わりだが、章の終わりにならない場合の、次の出句に続ける時に用いる。この記号を用いれば、四句一章一意、六句一章一意と、章の大きさを増やすことが出来る。
     表示句中並列的詞或詞組之間的停頓。

4−「:」用以提示下文

5−「。」「韵點」章の終わりに用いる。この記号迄の記述が一章一意と成る。

6−「!」感嘆符で有る。句中に感嘆詞を用いた場合は、句末に感嘆符を用いる。

7−「?」疑問符で有る。句中に疑問詞を用いた場合は、句末に疑問符を用いる。

 

詩詞譜の表記

○  ―  平文字を表記する。第一声調と第二声調を言う。

● |  仄文字を表記する。第三声調と第四声調を言う。

  +  平文字でも仄文字でもどちらでも可能を表記する。

○半黒  ○の半分を黒く染め、平仄どちらでも可と言う印がある。

◎    平聲の押韻を表記する。
     註:◎印は平韵の印だけで、仄韵の印は見あたらない。
     この記号を用いずに、平若しくは仄の記号を用いて、それに副えて(韵)と記載する。そうすれば、平韵・仄韵のどちらにも対応出来る。

 

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