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口占TopPage

 口を突いて自然に詩が出来たと謂う意味である。但し唐代の詩人の詩題は口號と書き、その後の詩人達は「口占」と書く様になった。特に清代の詩人に多く見られるようになった。

  獄中口占 汪精衛
慷慨歌燕市,從容作楚囚。
引刀成一快,不負少年頭。

 

  柳亜子

  聞陶公出獄、喜極不能成寝、枕上口占 柳亜子
一紙書傳喜欲狂。翻教涕泪湿衣裳。
烏頭馬角今生事。到此猶疑夢一場。

 

  聞陶公出獄、喜極不能成寝、枕上口占 柳亜子
昨夜思君愁未寝。今宵歓喜不成眠。
何時却剪西窗燭。重話人間一段縁。

  柳亜子。(1887〜1958)初名慰高、字安如。人権。後に棄疾字亜子。と改名。江蘇省呉江県の人1903年上海国学社に入り、章太炎、鄒容等と共に清朝専制統治に反対。1906年、孫中山が指導的役割をしていた組織の同盟会に参加。民主革命活動に積極的に従事する。

  柳亜子の詩は律詩に長じ剛健雄荘、詩集は五千首余、特に「贈答、返礼」に類する詩詞が多い。七言絶句では起句を「踏み落とし」の句が多い。

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