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十才子体
詩論家たちに依れば、唐の代宗の大歴年間(紀元766〜779)から、唐の文宗の大和年間(827〜835)までの70年間を中唐時期と考える。
大歴年間には、「大歴十才子」がある。十才子とは、誰を謂うか、決まった説はない。「新唐書・文芸下・盧綸傳」に依ると、十才子とは、盧綸・吉中孚・韓○(U7F3C オウ 広+羽)・銭起・司空曙・苗發・崔ドウ・耿維・夏候審・李端の十人である。彼らは律詩に優れ高い風格を誇っていた。
然し音節の調和は好いが、柔らかさはなく、盛唐の素朴で雄大な特徴が徐々に失われている。この中には特に優れている特徴は少なく、後世への影響も大きくはない。
塞下曲 盧綸
月黒雁飛高,単于遠遁逃。
欲将軽騎逐,大雪満弓刀。
帰雁 銭起
瀟湘何事等閑回,水碧沙明両岸苔。
二十五弦弾夜月,不勝清怨却飛来。
江行無題 錢起
司空曙 『別
知有前期在,難分此夜中。
無將故人酒,不及石尤風。
峡口送友人 司空曙
峡口飛花欲尽春,天涯去住涙沾巾。
来時萬里同為客,今日翻成送故人。
江村即事 司空曙
罷釣帰来不繋船,江村月落正堪眠。
縦然一夜風吹去,只在蘆花浅水辺。
巫山高 李端
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