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三臺令・開元楽・翠華引

 詞譜の名称に「令」と付くのは、概ね五十八字以内の定形を言う。

○●○○●●,●○●●○☆。

○●○○●●,●○○●○☆。

池北池南草緑,殿前殿後花紅。

天子千秋万歳,未央名月清風。

 

1−四句二十四字、二韵

2−第一二句對仗

3−第一二句、互いに句中對

注:編者の元へ寄せられた詞作品の中から、三臺令の作品を調べてみると、ただ不規則に作ってある作品と、前二句を對仗にしてある作品の二通りがあった。前二句の對仗にも二通り有って、例示の作品のように、句中對を用いた對仗と、出句と落句が為す對仗の二通りがあった。

 その中でも比較的多かった作品は、例示の作品のように、句中対を用いた前二句の對仗で有った。

 句の綴り方であるが、六字句は、必ず二字一単位で用いることとする。

 叙事の雰囲気は、叙情的なもの、歌謡曲風なものが、詞の本義に叶っていると思われる。

 

   三臺令 他郷之夜

星漢金風永夜,仰天酌酒家郷。

窮巷多年宿志,只懐紅葉秋香。

 

   三臺令 夕陽愁殺

君説吾答愛暖,那天那夜杯傾。

歳多別離轉瞬,客楼灯下浮生。

 

注:◎ 平聲仄聲を問わない押韵
注:☆ 平聲の韵
注:★ 仄聲の韵
注:● 仄聲
注:○ 平聲
注:△ 基本は平聲だが仄聲でも可
注:▲ 基本は仄聲だが平聲でも可
注: 領字
注:※ 句法に叶えば平聲仄聲を問わない

 

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