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三句構成TopPage

　漢詩の句数は、二句・三句・四句・六句・・・である。また叙事は、起承転合で構成されている。多くの定型は四句以上で構成されているが、新短詩の曄歌と坤歌は三句構成で、漢俳も三句構成である。

　このような場合、三句では、起承転合の中、一つの要素を削らなくてはならない。この削るということは、作品に微妙な欠落感、違和感を醸し出す詩法である。

　即ち、欠落感や違和感は、読者にその欠落感や違和感を埋める様に働きかけ、結果として読者が、作品解釈の一員とならしめる。三句構成は技法の一つなのである。

　この欠落や違和の塩梅は微妙で、離れすぎず、付きすぎず！が肝要である。

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