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聯綿對TopPage

形式

山、山已峻,望水、水仍清。

 同じ文字が連続する点では、連珠対と似て居るが、内容は異なる。

 連珠対 畳字対は意味の上でも二文字は連続して、一語を形成して居るが、聯綿対は形の上では連続して居ても、意味の上では一文字づつ独立して居る。

祝賀戴振國暁瓊伉儷書法展
聲華渡海到吾郷,句句思君仰彼蒼。揮筆筆端跳猛虎,對牋牋上發靈光。
應看百福家門盛,尚有千秋恵愛長。玉硯澄神磨古墨,前途浩瀚兩鴛鴦。

窗窗白寒威迫,華燭燭紅幽趣長。

天天闊江山静,我意意傷歳月移。

燈燈火思君面,展巻巻編笑我愚。

注:聯綿に成ったからと謂って其れだけで對句と成るわけではない。出句の數・色・季・人称・文法構造などは注意して対応させなければならない。

杯杯里桜花影,拈句句中霜髪薫。

注:聯綿對とは関係ないが、詩法の一つを紹介しよう。
  「把杯杯里桜花影,拈句句中霜髪薫。」この句には幾分かの齟齬がある。本来なら「把杯杯里霜髪影,拈句句中桜花薫。」が妥当だろう。(杯には白髪頭が映り、句は桜花の薫を写す。)これを敢えてひっくり返しにしたのである。

 こういう作品を巧く作るには、前後の句の配置に気を遣う必要がある。即ち、ひっくり返しにして当然と謂う内容にするのである。

久濶会朋數畝園,追懐竹馬滌塵煩。
杯杯里桜花影,拈句句中霜髪薫。

把杯杯里霜髪影,拈句句中桜花薫。

注意:こういう作品は、相手がこの詩法を知らぬと、酷く貶される。
意訳:久しぶりに友人と会って、子供の時のことをあれこれ話して気も晴れた。だが、もう白髪頭だ!だが気持ちはまだ若いぞ!

参考;文字が重なる聯珠對が有る。

 

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