漢詩詞叙事詠史 中山逍雀漢詩詞填詞詩余楹聯創作講座こちらからもお探し下さい

詠史TopPage

 詠史とは、歴史に関わり有る作品を謂うのだが、詠法には概ね二通り有る。客観的に述べるか、主観的に述べるか?対象にも二通り有る。歴史上の人物を述べるか、歴史の大局を述べるか?依って創作するには、@客観的に人物を述べる。A客観的に大局を述べる。B主観的に人物を述べる。C主観的に大局を述べる、都合四通りの方法がある。
 創作に当たっては、先ずどの方法を執るかを決めなければならない。これを蔑ろにすると、出来上がった段階で、歯切れの悪い作品となる。
 国際間の歴史は、立場の違いから、その認識が相反するのは当然の理である。更に歴史は、政治の具として用いられることがあるので、条理で判断できぬ場合が多い。殊に對中韓関係は注意を要す。

詠史  高適    五言絶句
尚有□袍贈,應憐范叔寒。
不知天下士,猶作布衣看。

  易水送別 駱賓王
此地別燕丹,壮士髪衝冠。
昔時人已没,今日水猶寒。

  読平語 橋本蓉塘
劉興贏蹶幾場新,有限繁華跡易陳。
鳴咽春潮傷帝子,凄涼秋草感佳人。
管弦聲絶鳳池月,裙帯香鎖魚腹塵。
当日風流何処在,餘哀一曲付陶眞。

  七言律詩 近世之亜細亜
列強覇業互争先,隣国懐柔迫砲煙。
左手聖書右端銃,人民阿片吏遮天。
須疑富裕即英傑,勿謂饑窮是賤拳。
役役専財誰悟理,暖衣飽食幾經年。

  五言排律 少年兵
二八憂家國,丹心解柳枝。
親朋蕭酌酒,送餞怨争危。
弟妹堅拉袖,啼哭問歸期。
伏屍童臉士,胸口妙年姫。
勿忘思郷意,衣食暖飽慈。

 

漢俳漢歌自由詩散曲元曲楹聯漢詩笠翁対韻羊角対填詞詩余曄歌坤歌偲歌瀛歌三連五七律はこの講座にあります