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　幾首かの詩が環の様に連なり、最終の句が最初の句に続くようになっていて、例示詩では、最初の句は「延延一路訪京都」で、最終ま句は、「延延一路去京都」と成っている。

　　游京都団体観光旅行四首　禄黒潮集
延延一路訪京都，修復金堂積歳摸。
篤信同朋倶拝賽，真宗王国儼雄図。

　　又
真宗王国儼雄図，如此規模忘老躯。
歌劇燦然如夢裏，提携有馬浴湯倶。

　　又
提携有馬浴湯倶，六甲籃車上下途。
四望雲晴風景好，荘厳佛塔聳天衢。

　　又
荘厳佛塔聳天衢，國寶鷺城堪酌觚。
歓喜旅情交逼腮，延延一路去京都。

注：この作品は、語彙と表現法から見て、遊戯の一類と理解した方が良かろう。

解：「泳げ鯛焼き君！」と謂う歌が有ったが、その類である。

　　陽春相會之圖　7齋韵
莽莽兩年期，紅紅僅綻時。
駅頭呑下衆，挂票各何之。

　　又
挂票各何之，低頭獨有期。
仰天憐宿世，含恨湿燕脂。

　　又
含恨湿燕脂，駅頭燕子飛。
傷春空看鏡，鶴首亂羅衣。

　　又
鶴首亂羅衣，紛紛何處之。
尋芳禅院下，藤架紫成絲。

　　又
藤架紫成絲，毫端墨醒時。
綿綿孤雁叫，莽莽兩年期。

　　駅頭待君之圖
残花任地應花憂，一兩離枝那處由。
應緩指環嗟握別，共知潜懐更何求。

　　又
共知潜懐更何求，密意煩相分享愁。
黄緑雲裳心孰主，紅唇繍履為花憂。

　　又
紅唇繍履為花憂，駅頭茶館懶上鉤。
徒知恋慕人間事，茶房角落美簪頭。

　　又
茶房角落美簪頭，一顧惹情涕涙流。
星眸花顔心孰主，傷春寄語爲君留。

　　又
傷春寄語爲君羞，遠近親疎歳月周。
首夏駅頭人亦忙，残花任地應花憂。

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