漢詩詞論攷先ずはお早う 中山逍雀漢詩詞填詞詩余楹聯創作講座こちらからもお探し下さい

朝起きたら、先ずは、お早う御座います。TpPage

 漢詩詞の創作指導をしていて、気づいたことが有る。先ずは入り口が出来ない!どの様に書き出したらよいのか?に悩んでいるのだ。

 指導書には、転句から作れ!と書かれていで、そこから逆に書き進んで行くそうだ。物事は始めから始まるのが当然と思うから、第一句から書き進んで行くように指導している。だが其れでもなかなか入れない!と言う。

 ああ!コツを心得ていないから難しいのだろう!と気が付いた。皆さんは、朝起きたら眼がぱっちりして、いきなり靴を履いて出かけますか?

 先ずは、眠い目をこすりながら、女房に「お早う御座います」それから「顔を洗って」「歯を磨いて」「子供達の顔を見て」「飯を食って」「服を着替えて」「玄関に行き」「靴を履いて」「行ってまいります」
 こうなるでしょう。

 他人の家に訪ねていったら、立派な門構え、中を覗くと、調った庭先に立派な玄関があって、立派な奥さんが玄関前に立っていては、一歩引いてしまいますね!
 訪ねやすい門構えとは、どういう風体が好いですか?訪ねやすい雰囲気で、立派な奥さんの方が良いですね!

 詩詞にも入り口と出口があるのです。読者が入りやすく、簡単に入れて中身が充実の方がよいのです。最初から充実は宜しくありません。

 

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