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瀛歌TpPage

 瀛歌は三文字+四文字+三文字+四文字+四文字で構成される合計十八文字の漢字書き定型詩詩である。これほどに文字数が少ないので、それなりの工夫をしないと詩詞として成り立たない。漢詩詞の成立要件は起承轉合で有るので、この起承轉合をどの様に配するかが一番の要件である。

   ○○○    起
○○○◎    承
   ○○○    轉
○○○○    合
○○○◎    合
 これは、古典四句の詩形をその儘踏襲した形である。

   ○○◎    起
○○○○    承
   ○○◎    承
○○○○    轉
○○○◎    合
 これも、古典四句の詩形をその儘踏襲した形である。

 此処に二例を示した。これ以外の組み合わせも試みれば幾例かは挙げられる。どの形が適切か、どの形が作りやすいかは、個々人に依って異なる事である。

 十六字令は瀛歌よりも文字の数が少ない十六文字で、然も起句はたった一文字で然も押韻文字である。十六字令は漢詩詞の詩法を踏襲し、七言絶句の偸聲と考えればほぼ間違いがない。瀛歌も同様に漢詩詞の詩法を踏襲すればほぼ大過のない作品が出来る。

 

 

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