漢詩詞語義本句救と対句救 中山逍雀漢詩詞填詞詩余楹聯創作講座 TopPageこちらからもお探し下さい

本句救と對救

 拗救の項目で解説漏れが有ったので、補追します。

 拗救とは、格律詩の中で、出句(上句)や落句(下句・對句)に於いて、平仄の配置が格律に合わない処が有れば、夫れを拗句と言い、夫れを改善する方法を、拗救と言います。

 改善の方法には二つあります。

 当該句の中で対処する場合を本句救と言います。

 句を跨いで対処する場合を對句救と言います。
 句を跨ぐには、章の中に(出句と落句)限られます。

 何れの場合も改善の方法には、三字尾を避ける等の規約がありますが、それら幾つかの規約を犯さないように配慮します。

 正規の格律には、変更可能な位置を含めて、平字の位置と仄字の数位置が予め決められています。

 拗救とは、違ってしまった平字の位置や仄字の位置を、平仄変更可能な位置で、夫れを加減修正することを言います。

 

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